最近素引きをしていて気になるのがアイドラーの傾き。
上部がY字に分岐しているバスケーブルで下方に引っ張られているのだが、右に傾いている。
2カムのコンパウンドボウでも良くある現象で、カムのチルトと言うらしい。
この状態からドローすると傾きは更に大きくなり、何だかアイドラーからストリングが外れてしまいそうで怖い。
リムが上下平行に近い取り付けで、それぞれ根元から2本に分かれているので捻じれ変形が大きく出る傾向があるようだ。
競技用のリムの取り付け角度が立っていて、リムがY字に途中から分岐しているタイプはこんなに捻じれないだろう。
一度バスケーブルを外してツイストを加え、左右のバランスを取る必要がありそうだ。
いずれにしろ、その内必要になるのでボウプレスを自作するか。
最初にお断りしておきますが、ド素人がいい加減に作業しています。
怪我をしたりボウを壊したりすると思うので絶対に真似をしないように。
YouTubeで検索して情報収集、車用のパンタグラフジャッキの手持ちがあるので木工細工で作ろうかと思ったが、毎日使う物でもないのに余り仰々しいのも置き場所に困る・・・
パラレルリムならカムシャフトに近い部分にロープを掛けてターンバックルで引っ張るだけで良いのでは?
ホームセンターで一番安いターンバックルを購入。
他に用意するのは何処の御家庭にも常備されている?パラコードとタクティカルナイフ、100円ライター。
パラコードを切断、端部を100円ライターで炙って解れ止め。
話は脱線しますが、最近100円ライターのチャイルドロックってあるじゃあないですか。
やたらと力が必要な奴。
使い辛い・・・大体、こんなの意味があるのか?
問題の本質は子供に火の正しい扱い方を教えない事じゃあ無いだろうか?
危ないからってライターを取り上げても子供の火遊びが減るとは思えない。
さて、ボウプレスに話を戻します。
パラコードの両端を電車結びで繋いで輪にします。
パラコードの輪を2個とターンバックルを準備。
アイドラー側のリム内側からパラコードを抜いてシャフトの上を通し、リムの端部に引っ掛ける。
カム側も同様。
ターンバックルを引っ掛けて全体的な長さの微調整。
パラコードが捻じれたりボウのパーツに引っ掛かったりしない事に注意しながらターンバックルを締め込んで行きます。
上下が均等に締まるように注意。
割と簡単にストリングが緩んだ。
バスケーブルを外して左側をツイスト。
右側はかなり捩じってあったので戻した。
3回程調整を繰り返し、フルドローもして確認、アイドラーを垂直に調整。
念の為に調整後ドローウェイトも確認したが殆ど変化は無かった。
しばらく使うと馴染んで、再調整が必要になるかも知れない・・・暫く様子を見ます。